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駒形克己    Katsumi Komagata  1953 - 2024 -

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2024年3月29日 駒形克己が永眠しました。70歳でした。

四十九日を終え、今は天国に向かって意気揚々と歩いている姿を想像しています。

 

そしてONE STROKEの代表には、私 駒形あいが就任いたします。父は、常に子どもたちや、これからを担う若い人たちのことを考え行動してきました。今後は父の意志を継ぎ、伝え繋いでいくだけでなく、私たちらしく、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。

 

頭がいっぱいになることもありますが、心の方は、不思議と整理がついております。父がその期間をちゃんとつくってくれました。最後まで周囲の人たちを気遣い、時に厳しく、けれどもその根幹には優しさと純粋な気持ちで溢れている父でした。皆さまの存在も、これまで以上に強く感じる日々です。

いつも本当にありがとうございます。

 

「本は一緒に歳を取ってくれる」

私が好きな、父の言葉です。まだまだ父と一緒に歳を取りたかったのですが、これからは父の本や作品と一緒に歳を取っていきたいと思います。

駒形克己とわたしたちの旅は、まだまだ続きます!

 

ONE STROKE代表 駒形あい

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CIAO KATSUMI

The Memorial Event in Bologna, Italy

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毎年行っていた、世界最大の児童書の見本市Bologna Children’s Book Fair。
今年は断念し、父のそばにいると決めていましたが、ブックフェア前に父が亡くなり、行っておいでよと背中を押されているような気がして、決意。一週間ですべてを手配し、なんとか行ってきました。

ブックフェアに関わる皆さんの計らいにより、初日の最初のイベントとして”CIAO KATSUMI”(チャオ カツミ)を開催していただきました。会場にはたくさんの方が来てくださり、スクリーンには終始父の写真が映し出され、ディレクターのエレナをはじめとし、父の友人らから追悼コメントが読みあげられました。私も父と共に歩んだこれまでのことや、ものづくりへの姿勢、その人となり、そして最後に過ごした数日間のことをスピーチしました。父について語り始めると、皆さん泣きながら聞いてくださり、最後はスタンディングオベーションが。ブースに戻ると、いろんな国の、たくさんの方が「あなたのお父さんにどれだけ影響を受けたか」と大粒の涙を流しながら話してくれました。ハグやキスと一緒にたくさんの愛をもらい、国際的に活動していた父でしたが、これほど愛していただけていることに、胸がいっぱいに。大きな一歩ではなかったけれど、その一歩一歩が道をつくってきたんだなと、またいろんなことを思い出します。

会場には”CIAO KATSUMI”の看板が立てられ、訪れた人たちがメッセージを書いてくれていました。イタリア語の ”CIAO”(チャオ)は、「こんにちは」「さようなら」の両方の意味を持つ、挨拶の言葉です。

さようなら克己、こんにちは克己。
新しくまたはじめよう。

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